縄文時代の貨幣は何か?
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このページでは縄文時代に貨幣があったとするならば、どのような形態の貨幣であったかについて考えます。 まず、縄文時代には銅や鉄などの金属は使用されていないので、硬貨を作ることはできませんでした。 また、メソポタピア文明では特殊な粘土板を貨幣のように使っていましたが、縄文遺跡からはそのような粘土板は出土していません。 希少価値という意味では、翡翠や琥珀などの宝石類も候補となります。 しかし、これら宝石類は大きさ、形、色などにばらつきがあり、個々の評価には個人差が出るので、貨幣の代わりにはならなかったと思われます。 現代でもダイヤモンドは価値は高いですが貨幣にならないのと同じです。 古代中国では、宝貝の貝殻を貨幣として使っていました。中国王朝の場所が海から離れていて貝殻に希少価値があったためです。 これに対し日本は海洋国家であり、貝塚と呼ばれる遺跡が多数発見されていることから、貝殻の希少価値はなく貨幣として使うことはできなかったはずです。 麻縄の結び目の数を数字にして、麻縄を貨幣として使ったという考えもありますが、これも希少価値という意味で無理だと思います。 希少価値がないということは、誰でも簡単に手に入れられることを意味するので、それに貨幣としての価値を付与することは困難です。 このように考えると縄文時代の貨幣の形態として、唯一可能性があるのは紙幣ということになります。 この結論は日本の古代文明の真実を解明する上で極めて重要ですので、皆様の注意深い思考的検証をお願いします。 紙幣を作るのは、幾つかの必要条件を満たさなければなりません。簡単な条件から検証していきます。 まず、数字や字を書く筆ですが、これは動物の毛と竹があれば作ることができます。 炭は土器の焼成時に大量にできますし、これを固定する糊もデンプンから作ることができます。 印鑑、印章は翡翠や木材を加工することで作れます。 次に紙ですが、筆者は縄文人は麻紙を作っていたと考えています(次頁以降で説明)。 数字については、縄文人は12進数を使っていました(次頁以降で説明)。 さて、最も重要な条件は紙幣への信用の付与です。紙に何かを書いただけでは価値は生まれませんが、何らかの公的機関がこの紙に信用を与えることで貨幣になります。 これは現在でも同じことです。どうように紙幣に信用を付与したのかは、日本の古代文明の真実を明らかにするための核心的課題ですので、このWEBの後半で明らかにします。 |
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